LED照明について、散々苦労しました。
当初は、製品の品質が原因で、不点灯・変色・光量低下などが発生。
有名メーカーの初期不良率は2~3%と言われており、100本変えれば2本問題出ます。
保証期間内ならメーカーから現物支給されます。但し、交換費は出ません。
また、お客様から「LEDに変えたら暗くなった」と言われます。
仕様書の全光束値・照度計算・照度計測は十分なのに、暗く感じる。
LED販売施工の経験から、「明るいLED」が最もお客様に喜ばれます。
「明るい」とは、明るく感じる=空間照度が高い事です。
今まで、 お客様から「LEDへ交換したら暗くなった」と言われる事がありました。
⇒仕様書の全光束値は十分、照度計算でも十分なのに
⇒LED交換後、照度計で予定通りの照度(lx)が出ているなのに
「暗く感じる」・・・なぜ???
仕様書では分からないポイントが 3つありました!
照明の明るさは、全光束(lm)で判断されます。
しかし、この全光束(lm)の値が、メーカーにより異なります。
有名メーカーのLEDを技術者が点灯比較した所、下記が判明
全光束の値は、「実測値・器具光束」or「理論値・LEDチップ値」がある
例えば、ルミエルのD-FL110-AC 45wモデル
実測値・器具光束値:5,000lm・・・カタログ記載値
理論値・LEDチップ値:5,880lm
その差:880lm・15%
仕様書に理論値が記載されている場合、確実に暗い!!
明るさの単位に照度(lx)があります。
例えば、倉庫は100lx、事務所は600lx、物販店は750lx以上が好ましいなど。
これは、照度計で計ります。
LED更新後、照度計で予定の照度(lx)が出ているのに「暗く感じる」という事がありました。
これは、配光角度が狭いために起きる現象です。
FLR・Hf蛍光灯は、360°発光に対し、LEDは一般的に140°~180°発光です。
また、1m直下の照度値を上げるため、スポットライトのように光を集めるLEDがあります。
LEDはギラギラ眩しい、LEDの直下は明るいけど壁・天井が暗いため暗く感じる(水平照度=空間照度が低い)
これは現場で作業して実感した点です(メーカーは教えてくれません)。
配光角度の広いLEDを使い、天井・壁を照らし、光の重なりを作った方が明るく感じます。
複数灯設置すると、差は歴然です。
実験により、空間照度が約10%上がる事が判明(下記)。
ルミエルLEDと有名メーカー3社を比較検討した時の資料です。
※写真のLED保持台の光り方・台の影が異なります。
下記はLED水銀灯の資料です、配光角度が広い方が明るく感じます(空間照度)。
配光角度が狭いとスポットライトのように直下照度は明るいです。
イメージ図がわかりやすいので掲載
LEDの光は、蛍光灯と異なります。どれだけ蛍光灯に近づけるかが技術進歩でした。
最新LEDは、蛍光灯と同等以上の光を発します。
演色Ra80以下は、物の色の見え方が暗く感じます。
物販店・スーパー・飲食店は、物体の色の見え方(演色Ra)が大切です。
ピンク・赤系の見え方に影響します、Ra80以下だと赤が黒っぽく見えます。
⇒マグロや肉が赤黒く、新鮮に見えない。
3波蛍光灯・Hfから更新の場合、Ra85~90のLEDをお勧めします。
逆に、古い蛍光灯(安定器)をRa85以上のLEDに更新すると、照度以上に明るく感じます。
光の色(k)
LED蛍光灯は、4500k~6000kが一般的です。
但し、「青白い色」のLEDは、照度が高くても暗く感じます・・・複数設置すると差は歴然
いわゆる昼白色は、5000kです。
但し、仕様書に5000kとあっても、点灯比較するとメーカーにより色が異なります。
色温度は、点灯比較するしかありません。
2016年現在、水銀灯のLED更新率は約20%と言われています。
2020年水銀条約に向け、水銀灯のLED更新は避けられません。
どんなLED水銀灯を選べばよいか、LED水銀灯詳細ページをご覧ください。
LED蛍光灯、特に110w型は2013年に格段に性能が向上しました。
最新・優良のLED蛍光灯は、実導入レベルです。
その中でも、ルミエルLED蛍光灯は秀逸です。
LED110w型比較 | 最新モデル | ← | 人気メーカー | ||
特徴 |
ルミエル 明るさ重視 |
ルミエル 標準クラス |
ルミエル 消費電力重視 |
標準クラス | |
消費電力 | 45w | 45w | 37w | 45w前後 | |
器具光束 | 5520lm | 5000lm | 4500lm | 4500前後 | |
1m直下照度 | 820Lx | 720Lx | 700Lx | 750前後 | |
照射角度(配光) | 230° | 230° | 230° | 140~180° | |
演色性 | Ra85以上 | Ra85以上 | Ra85以上 | Ra80前後 | |
色温度 | 5000k | 5000k | 5000k | 5000k前後 | |
重量 | 700g | 640g | 640g | 900g前後 | |
電源 | 電源内蔵 | 電源内蔵 | 電源内蔵 | 電源内蔵 | |
配線方式 | 両側配線 | 両側配線 | 両側配線 | 片側配線 他 | |
製造メーカー | 日本 | 日本 | 日本 | いろいろ |
※上記はカタログ値です。 ルミエルLED蛍光灯 詳細ページ
以前は、放熱・配光角度・重量の問題から電源外付け(別置き型)が主流でした。
最近は、上記問題が解消され、LED管・工事代が安いこともあり、電源内蔵型が売れています(弊社実績)。
電源内蔵 or 電源外付けの詳細ページはこちら
・PSEは、認定基準の関係で電源内蔵型は取得できません(電源外付けはPSE取得可)。
・割賦・リースは、電源内蔵型のみ利用出来ます。
LED蛍光灯は、安全性の点からL/N極を左右に振り分けてある両側配線(L/N方式)をお勧めします。
※公的機関の入札条件は、両側配線(L/N方式)が多いです。
※バイパス工事方法が、従来の片側配線(LN/LN方式)と異なります。
片側配線の問題
①FLR蛍光管の誤挿入による破裂事故
従来型のFLR蛍光管をAC直結済み灯具に誤って差し込むと、通常安定器を通して流れる電気がダイレクトに蛍光管に流れ、破裂する場合がある。
②器具ソケット部への負荷
「LED・蛍光灯」のキーワード検索で上位に出てくる有名メーカーの110w型にフリッカー(ちらつき)現象がありました。
現在も発売されているモデルです。
数年前、LED照明で「頭痛がする・目が疲れる」と人的被害が出て回収騒ぎになった現象です。
安価な海外製なら仕方ないですが、有名メーカーのLED蛍光灯でフリッカー現象があるとは驚きです。
フリッカー現象の簡単な見分け方
動画撮影でモニターにちらつき現象が映ります(デジカメ・携帯カメラの動画でも可)。
左:フリッカー(ちらつき)現象 右:フリッカー(ちらつき)無
110w型 蛍光灯 コスト比較シュミレーション
条件
2灯式110W型蛍光灯100か所(蛍光灯:200本)
1日10時間、週6日 点灯 (年間点灯時間:3.100時間)
電気料金:18円/kwh
消費電力:
ルミエル5000lm=45w(標準モデル)・ルミエル5520lm=50w(明るさ重視)
Hf蛍光灯=88w・FLR蛍光灯:113w にて試算
累計コストの条件
導入費:LED交換工事、既存Hf・FLRは管交換
既存Hf・FLRは、5年目に安定器を交換、管は4年ごとに交換(消耗交換)
毎年、年間電気代を加算
FLR110w蛍光灯の維持管理は大変です。
[お悩みの例]
①110w管の交換が大変(管が長いので交換作業が1人だと危険、管を割ってしまう)
②廃棄蛍光灯の処分費が高い・・・2400mmあるため運送費・手間が高い
③消費電力が高い
④安定器の劣化・交換時期が来ている、安定器が高い
⑤紫外線焼け、虫の寄り付きを抑えたい
⑥照明の熱を抑えたい=夏、空調負荷を抑え節電(ピークデマンド削減)
↓
LED交換することで、上記のお悩みが解消されます。
LED5000lm・45w:60%削減、LED5520lm・50w:55%削減
新型4500lm・37wモデルなら、67%削減
LEDへの交換による省エネ効果は大きく、Hf管に対しても省エネメリットが出ます。
※交換する蛍光灯灯具が10年以上経過している場合(既存灯具内の安定器が「磁気式・銅鉄式」の場合)、消費電力115w以上になり上記以上の節電効果が見込めます。
LEDの導入には初期費用がかかります。
しかし、LEDは消費電力が低いため電気代が大幅に下がり、約4年で既存の蛍光灯を使い続けた場合と累計費用が逆転します。
また、既存蛍光灯(FLR・Hf)は、管・安定器の消耗交換など維持管理費が発生し続けます。
既存安定器の交換の場合、LED更新をすれば費用対効果は最大です!
さらに、消費税や電気料金の増加が見込まれています。
消費電力の高い110w蛍光灯や水銀灯の省エネ化は、お勧めです。
※LED更新に割賦・リースが使えるようになりました。
電気代が下がるLEDの割賦・リース導入は、お勧めです。
LEDは、40.000時間の長寿命です。
①上記の場合12年間(40.000時間)ノーメンテナンス。
さらに、
②LEDは紫外線を発しないため、紫外線焼けがありません。
③LEDは低誘虫のため、虫の寄付きが少なくなります。
④発熱が少なく、夏場の空調負荷を減らします(経験として設定温度を1~2℃高く出来る)。
LED化により、維持管理が大幅に簡易化出来ます。
消費電力が大きい110w管のLED化は、大きな節電効果が見込めます。
維持管理の削減効果も大きいため、費用対効果の高い省エネ改修です。
蛍光灯のLED更新は、固定費の削減という利益を生みます。
上記のようなシュミレーションにより、ご検討頂ければ幸いです。
2020年水銀条約に向け、水銀灯のLED更新は避けられません。
LED照明は半導体製品、特に水銀灯型は現場に合わせたLEDが必要です。
どんなLED水銀灯を選べばよいか、LED水銀灯詳細ページをご覧ください。
ご提案資料をご用意しています。
お問合せ下さい TEL:0276-72-0069
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